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第27回テント施工雑学講座

皆さんこんにちは!

合同会社小橋川テント、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~張る・支える・守る仕事⚒️~

 

 

設計・製作が終われば、いよいよ“現場”の出番です。
テント製造の最終工程は「施工」。

ここからは、職人たちが現場で命を懸けて形にする“実戦の世界”です。


️1. 施工準備

現場では、まず**基礎確認と墨出し(位置出し)**を行います。
地盤の水平・アンカー位置・風向きなど、
すべてが設計通りでなければ施工は始まりません。

荷揚げ・鉄骨組立・膜張りの順に段取りし、
安全帯・ヘルメット・ハーネスを完全装備


⚙️2. 鉄骨組立

鉄骨の接合には、トルク管理とボルト確認が欠かせません。
特に大型テントでは高さ10mを超える現場も多く、
クレーン作業・高所足場での連携が重要です。

「声を掛け合い、リズムを合わせる」

熟練チームは、まるで舞台のような連携で骨組みを完成させます。


3. 膜張りの工程

膜材を広げ、クランプで仮留めしながらテンションをかけていきます。
日中の温度差で素材が伸縮するため、
施工タイミングは気温と湿度も計算に入れて選びます️

溶着ラインが一直線に通るよう、数センチ単位で張力を微調整。
最後に金物・ボルトを本締めし、緩みチェックを行います


4. 安全第一の現場管理

11月は風が強く、膜張り中のバタつき事故が起きやすい季節です
そのため、以下のルールを徹底

✅ 風速10m以上で作業中止
✅ 養生資材の固定
✅ 休憩前の道具点検
✅ 高所作業時の二重安全帯

「一瞬の油断が、一生の怪我に変わる」
この言葉を胸に、全員が安全確認を怠りません。


5. 完成後の検査

施工が終わったら、テンション測定・防水試験・歪み確認を行います。
特に雨天時の水溜まり防止チェックは重要

すべてのデータを記録し、
「品質証明書」としてお客様へ提出します。


6. まとめ

テントの現場は、まさに職人のチームプレーの結晶
1人の判断ではなく、全員の呼吸が合うことで成り立ちます。

風を読み、光を見て、音を聴く。
それが“テントを張る”という仕事の真髄です⛺


合同会社小橋川テントでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

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