-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
皆さんこんにちは!
合同会社小橋川テント、更新担当の中西です。
さて今回は
~強さと美しさを両立させる技術🧱🧵~
テント製造は、見た目の美しさだけではなく、構造の強さが命です。
一見シンプルな膜構造の裏には、緻密な技術と経験が詰まっています。
テントに使用する膜材(まくざい)は、単なる布ではありません。
| 素材 | 特徴 |
|---|---|
| PVCターポリン | 防水・防炎・UVカット性能。産業用定番。 |
| ポリエステル帆布 | 軽量・柔軟で加工しやすい。イベント用に最適。 |
| フッ素樹脂膜(PTFE) | 高耐久・防汚性抜群。ドーム構造にも使用。 |
| メッシュ膜 | 通気性が良く、日射遮蔽・デザイン性が高い。 |
膜材は“縫う”のではなく、“溶着”するのが基本。
高周波ウェルダー機で接着面を一体化し、雨漏りを完全に防ぎます💧
テントの構造は、用途に応じて設計が変わります。
アーチ型:倉庫・車両保管用。風に強い。
片流れ型:簡易設置に最適。工事期間が短い。
吊り構造型:デザイン性重視。大型イベント会場向け。
ドーム型:強度・デザイン・空間の広がりを両立。
特に11月〜2月にかけては、積雪や強風に備えた補強設計が重要です❄️💨
CAD設計で構造解析を行い、膜の曲線と鉄骨フレームを“張力バランス”で最適化。
設計段階で数値化されたデータが、鉄骨加工・膜材裁断へと正確に伝達されます。
「設計が1mm狂えば、現場で10mmズレる」
だからこそ、設計・製造・施工のチーム連携が欠かせません🤝
テントは“仮設”であっても“建築物”。
耐風圧・耐積雪・耐久性の試験をクリアしなければ設置できません。
製造所では👇
引張強度試験
紫外線劣化試験
防炎試験(消防法適合)
施工後のテンション測定
これらを記録し、「構造安全計算書」と共に納品します📋
テントの魅力である滑らかなカーブは、
わずかな張り具合と角度調整で決まります。
「強く張っても美しく、緩めても強い」
このバランスを生むのが職人の経験と勘。
数値では測れない“感覚の技術”が、造形の美しさを支えています✨
テント製造は、素材と構造の科学であり、職人の芸術でもある。
美しさと強さ、その両方を両立させる設計力が求められます。
冬に向かう11月、
寒風にたなびく白いテントの曲線は、
まるで空に浮かぶ彫刻のようです⛺💫
合同会社小橋川テントでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
![]()