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皆さんこんにちは!
合同会社小橋川テント、更新担当の中西です。
さて今回は
~多様化~
ということで、テント製作業者の業務がどのように多様化し、建築・イベント・商業・防災といったさまざまな分野で新たな価値を創出しているのかを、技術・用途・デザイン・社会的役割の観点から深掘りしてご紹介します。
かつて「テント」といえば、イベント時に設置する仮設の簡易的な日除けや雨除けが主流でした。しかし現代では、その用途も構造もデザインも大きく進化し、テント製作業者は「一時的な覆い」を超えた“空間演出・機能建築”の担い手となっています。
テントは今や、単なる日除けの域を超えて、多機能な構造物や半恒久的な空間構築手段として活用されています。
【建築分野】
膜構造建築(テント倉庫、仮設店舗、スポーツ施設の屋根など)
【イベント分野】
大型ステージテント、展示ブース、プロジェクション対応型の演出テント
【商業分野】
店舗のオーニング(日除け)、テラス囲い、アウトドアカフェのパーゴラテント
【防災・医療分野】
仮設避難所テント、感染症対策用陰圧テント、検査ブース
このように、テントは“簡易性”と“可変性”を活かして、あらゆるシーンに対応できる汎用性の高い空間資材へと進化しています。
近年のテント製品は、素材や構造の革新によって、耐久性・安全性・美観を高水準で兼ね備えるようになっています。
高耐候・高耐水・UVカット機能を持つポリエステル・PVCコート素材
難燃・抗菌・遮熱機能を持つ高機能膜材
アルミ構造体や軽量スチールによる高強度骨組み設計
空気で支えるエアーテント、ワンタッチ構造の展開型テント
これにより、製作業者は設置場所の環境や目的に応じた最適仕様の提案・加工・設営が求められるようになりました。
現代のテントは、機能性だけでなく視覚的インパクトや空間演出としての役割も担っています。
ブランドロゴやカラーリングを施した商業施設用オーニング
夜間イベント向けの照明連動型テント(透過膜×LED)
建築家とのコラボで生まれた美術館のエントランスキャノピー
観光地で映えるインスタ映え系テント装飾
こうしたデザイン性の高いテントは、集客・ブランディング・体験価値の向上にも寄与しており、製作業者には空間デザイナー的な視点と提案力も求められています。
これまでは主にイベント会社や建設会社からのBtoB受注が中心だったテント業界ですが、近年は個人・行政・医療機関からの直接受注も増加しています。
個人宅向けのテラス用サンシェードやガーデンテント
キャンプブームに対応した高級パーソナルテントのOEM製造
行政からの防災備蓄型テント製造・検査・メンテナンス
医療機関からの緊急用検査スペースの構築依頼
これに伴い、マーケティング・営業スタイル・アフターサービスの多様化も進行中であり、製作業者にはより広範な対応力が求められています。
SDGsや脱炭素の潮流の中で、テント業界にも環境配慮の視点が浸透しつつあります。
再生素材を用いた膜材の採用(リサイクルポリエステルなど)
現場再利用が可能な構造設計(モジュール式、パーツ交換対応)
設営時のエネルギー削減(軽量化・簡易施工・電力不要タイプ)
廃棄物を削減するための“メンテナンス→再使用”提案サービス
このような取り組みは、顧客のCSR・ESG戦略と連携したビジネスチャンスにもつながり、テント製作業の社会的役割をさらに高めています。
テント製作業は、従来の「日除け・雨除け」の枠を超え、
建築・防災・商業・イベント・観光などあらゆる分野の空間ニーズに対応
素材・構造・デザイン・設営方法の多機能化・高性能化
地域性・環境・ブランディングなどへの総合的な提案力
を備えた、空間価値を生み出す多機能産業へと進化しています。
未来のテントは、もはや“覆うもの”ではなく、“魅せる・守る・つなぐ”空間ツール。製作業者はその実現者として、これからの街や暮らしの景色をつくり続けていくでしょう。
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